公開:2016-1-16 > 更新:2017-5-17 トレード・スキル・アップ,海外FX業者
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最近は、欧米を中心に、「市場直結取引 (NDD)」方式のFX業者が増えてますが、今回は、その「NDD」方式について、さらに掘り下げてみたいと思います。

 

 

以前の、

 

 icon-angle-double-right FX業者の「約定拒否」「リクオート」ってナニ?

 

という関連記事で、

 

 icon-angle-right 株・先物

 icon-angle-right FX (先物は除く)

 

の取引の仕組みの違いについて書きました。

 

具体的には、

 

 icon-angle-right 取引所取引

 icon-angle-right 相対取引

 

の違いです。

 

言ってしまえば、

 

 icon-angle-right 取引所取引 = トレーダー vs トレーダー

 icon-angle-right 相対取引 = トレーダー vs FX業者

 

の戦いなんで、相対取引であるFXの場合は、株や先物とは根本的に違い、トレーダーが爆益を上げすぎる (FX業者が爆損を出しすぎる) と、

 

「規約に違反したので利益を没収します」

「取引規定に基づきアカウントを停止します」

 

などという理解不能なメールがいきなり送られてきて、預けてるカネを没収されるという、「憤激の巨人」と化す事態が起こることがあります。

 

このFX業界特有の理不尽さを払拭すべく、金融先進国の欧州で登場し、世界中に広まりつつあるのが、

 

 icon-angle-right 市場直結取引

 

です。

 

仲介ディーラーを置かずに客の注文を自動的に市場に流し、業者は売買手数料で儲ける方式です。

 

ディーラーがいないので、

 

 icon-angle-right NDD (No Dealing Desk) 方式

 

とも呼ばれます。

 

このやり方なら、客が利益を上げれば上げるほど、FX業者も手数料で儲かるんで、

 

「WIN – WIN」

 

です。

 

みんなハッピーで世界が幸せにつつまれます。 ( ̄▽ ̄)

 

つつまれるハズです。 ( ̄▽ ̄)

 

…ハズなんですが、実際には、このNDD方式でも、すっきりクリアーというワケにはいきません。

 

具体的に書くと、NDD方式は、

 

 icon-angle-right ECN (Electric Communication Network) 方式

 icon-angle-right STP (Straight Through Processing) 方式

 

の2種類に別れます。

 

まず、

 

 icon-angle-right ECN方式

 

とは、仮想の取引所みたいなもんで、「銀行」とか「ファンド」とか「大手FX業者」とか「カネ持ちの大口個人トレーダー」がそれぞれ注文を出し合って、価格とロットがマッチングしたら取引が成立するというやり方です。

 

売買注文が飛び交うんで、その注文価格が株式とか先物の取引みたいに板情報として表示されます。

 

当然、価格は注文を出してる当事者の間で決まるんで、FX業者がレート (スプレッド) をいじる余地はなく、必然的に業者の収入は仲介手数料だけになります。

 

ただし、まかりなりにも取引所のように売買注文をマッチングさせなければならず、相当の流動性が必要になるため、

 

 icon-angle-right 自分:           買いで1万通貨

 icon-angle-right どっかの銀行:  売りで100万通貨

 

みたいな取引は成立というかマッチングできません。

 

なので、ECN取引口座は、最低取引ロットの設定がデカく、預け入れ証拠金も高いです。

 

次に、

 

 icon-angle-right STP方式

 

ですが、これは、ただ単に、

 

「客の注文を機械的に市場 (注文先) に流す」

 

というやり方です。

 

イメージとしては、上で書いた「ECN取引」に参加してる「銀行」とか「ファンド」とか「他の大手FX業者」 (カバー先) に注文を流す感じです。

 

この場合、ロットはカバー先でまとまるんで、1000通貨みたいな小口でも取引が可能です。

 

さらに、カバー先の提示レートに対して注文を出すんで、客に対しては手数料なしで (というかレートにスプレッドに上乗せして) 価格を提示できます。

 

ただし、注文のマッチングはカバー先がやってるんで、客からは見ることができません。

 

なので、はっきり言うと、自分が使ってるFX業者は機械的に注文をカバー先に流してるけど、そのカバー先が、

 

「注文を市場に流さずに、自分のところで相対取引をしている」

 

などという、ナニをしてるのかよく分からない事態も (可能性として) 起こりえます。

 

ということで、人気沸騰中の「NDD」方式について、さらに掘り下げて分類してみました。

 

 icon-angle-double-right 「インターバンク直結方式 (NDD) の海外FX業者の見極め方」に続く…



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