公開:2016-6-11 > 更新:2017-5-7 トレード・スキル・アップ
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日本に住んでいた頃は、もちろん、クロス円中心のトレードだったんですが、海外移住をきっかけに、ドル・ストレート中心のスタイルに切りかわりました。 そんなワケで今回は、ドル・ストレートなトレードのメリット、デメリットについて書いてみたいと思います。

 

 

自分の場合、ここ数年、ずっと米ドルペアをメインにトレードしてます。 いわゆるドル・ストレートってヤツです。

 

当然ながら、むかし、日本に住んでた頃は、(生活費が円なんで)、口座通貨を円にして、いわゆるクロス円をメインにトレードしてたんですが、海外で暮らすようになって米ドル中心の生活に切り替えました。

 

理由は、やっぱし、スプレッドです。

 

あらためて書くまでもないですが、米ドルは基軸通貨なんで、世界は米ドルを中心に廻ってます。

 

たとえ、

 

「ユーロ・円」

 

みたいな超メジャーなペアでも、結局、

 

「ユーロ・米ドル」 & 「米ドル・円」

 

の組み合わせです。

 

たとえば、

 

「ユーロ・円」をロングする場合、

 

  「ユーロ・米ドル」をロング

  「米ドル・円」を (同じ金額分) ショート

 

という、2つの取引が必要です。

 

なので、「ユーロ・円」のレートは、

 

「ユーロ・米ドル」 × 「米ドル・円」

 

となります。

 

具体的にいくと、

 

  「ユーロ・米ドル」 = 1.13

  「米ドル・円」 = 110

 

の場合、

 

1.13 × 110 = 124.30

 

が「ユーロ・円」のレートになります。

 

米ドルがあいだにハサまることで、

 

  「ユーロ・米ドル」

  「米ドル・円」

 

という、2回の取引が必要になり、それぞれにスプレッドが発生するワケです。

 

これが、 クロス円ペアのスプレッドが広い理由です。

 

たとえば、数日をかけて100pipsを取りにいくようなトレードだと、2~3pipsのスプレッドの差はガン無視でいいんですが、瞬間的に10~15pipsを取りにいくような秒殺トレードの場合、スプレッドの広さは生命にかかわってきます。

 

あと、キレイなトレンドになりやすいっつーのもメリットです。

 

ドル・ストレートのペアだと、米ドルと他の通貨の関係だけで方向性が決まるんですが、これがクロス円になると、それぞれの通貨と米ドルの関係が複雑にからまってきます。

 

なにが言いたいかというと、たとえば、

 

「ユーロ・円」

 

の場合、

 

「ユーロが米ドルに対してどういう状態か?」

 

と同時に、

 

「円が米ドルに対してどういう状態か?」

 

というヤヤコシイ情勢をベースにしてレートが動くことになるんで、複雑な値動きになりやすいです。

 

具体的にいくと、

 

ユーロ > 米ドル

 

と、ユーロが強く、

 

米ドル > 円

 

と、円が弱かったら、

 

ユーロ > 米ドル > 円

 

になるんで、ユーロをフルスイングで全力買いしとけばいいんですが、今みたいな「米ドル1人勝ち」状態だと、

 

ユーロ < 米ドル

円 < 米ドル

 

となり、

 

ユーロ < 米ドル > 円

 

で、方向感がさっぱり分かりません。

 

「結局、どっちがマジで弱いの?」

 

という状態になり、トレンドも出にくいです。

 

次に、ドル・ストレートのデメリットですが、一番やっかいなのは、銘柄の分散をしにくいことでしょうか。

 

たとえば、

 

  「米ドル・円」をロング

  「米ドル・加ドル」をロング

  「ユーロ・米ドル」をショート

  「豪ドル・米ドル」をショート

 

みたいに、4銘柄でポジションを持ってても、米ドルに「なんたらショック」的なロクでもねぇ事態が起こった瞬間、全ポジション損切りか、最悪の場合、万一のストップロスにぶっ刺さります。

 

そして、半日くらい遠い目をしながら、

 

「あん時、浜松で食ったうなぎを超えるうなぎって多分もう一生食えないんだろうな、なんだかサビしいな…」

 

などと、現実から逃れて思い出にひたることになります。

 

なので、このあたりは、ファンダメンタルズ情報も十分に意識しつつ、

 

「一番強い通貨を買う」

 

もしくは、

 

「一番弱い通貨を売る」

 

という、気迫の通貨ペア選びが必要になります。

 

ということで、もし、生活費が円でない (あるいは何十年も使わない投資資金がある) のであれば、

 

  スプレッドがせまい

  キレイなトレンドが出やすい

 

という点で、 個人的には、ドル・ストレートが短期でも中期でもトレードしやすいんじゃないかと思います。



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